4月の養生

おうち食医®認定講師によるリレーコラム、
今月は、助産師の郡司真里先生が担当です。

齋藤助産院で助産師をしていますおうち食医認定講師の郡司真里です。

春は私達の身体と心の原動力でもある「気」の消耗がいつもよりも多い季節になります。
新学期・新年度になり環境や仕事、学校、人間関係が変わることが多く、新しいことにワクワクする気持ちもありつつ、色々気を使うことが多いです。

「気」は私達の身体を温めたり、内臓を動かしたり、免疫力も気の働きによるものです。

「気」が足りないと、朝起きれない・だるい・やる気が起きない・疲れやすいなどの症状が出ます。
食べ物で補うなら、お勧めは「穀類、豆類、芋類、かぼちゃ、キャベツ、ブロッコリーなど」です。

そして「気」は人からも分けてもらうことができます。大切な人や大好きな友人、仲間と会えると元気がもらえますよね?

料理にも「気」を乗せて、食べてもらうことができます。
お味噌汁一つとっても、丁寧に鍋にお水を入れて出汁をとって、具材も形を整えて同じ大きさで切る、最後にお味噌を溶かせば作り手の「気」がこもった美味しいお味噌汁になります。
逆に、嫌々野菜を切ってお味噌汁を作ると丁寧に作ったものとは味が全く違います。

みんなが元気に過ごせるように、一つ一つの食事を丁寧に作ることも養生です。
ぜひ、次のお食事を作る時に、意識して丁寧に作ってみてくださいね。


これは、トロロでとろみをつけた菜の花入り卵スープです。
トロロ(長芋、山芋、大和イモ)は、気を補う食材です。
朝のスープにいかがでしょうか。

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