夏の薬膳ポイント② ‐食欲がない時には‐

中医学・薬膳教室 おうち食医®を主宰しております、萌木のり子です。
神奈川から未病予防を発信しております。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

さて、おうち食医®お得意の、食べない薬膳です(笑)

薬膳って、
何をどうして食べなきゃ!
って、テクニックが優先になっちゃうけど、
まずは、受け入れる人の体を考えなくては、
受け入れられずに、みんな体に余分な「湿」になってしまいます。

ということで、
おうち食医®では、生活養生など、食べない薬膳も積極的に伝えております。

さて、夏の暑い時、湿気の多い時、
お腹がすいていないような感じがしませんか?
もしくは、お昼に食べたものが、夜まで消化されていないような感じはありませんか?

だけど、夏バテしないように、体調を崩さないように、
無理して食べてる!・・・ってかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

食欲がないのは、
「私の胃腸は今、ちゃんと動いてません。
ここで、無理して食べると、受け入れられずに『湿』にしちゃいます」
って、体が教えてくれているサインかもしれません。

そのサインを無視して、無理やり、食べたって、『湿』になるだけです。
そして、『湿』になってしまったものは、栄養や薬膳的な効能は期待できません。
胃腸が受け入れてこその、効能です。

そんな時は、無理して食べなくても大丈夫。
ただし、脱水症状になってしまうので、
常温以上の水分だけは取ってください。

特におすすめの水分は、スープや、お味噌汁の上澄みです。

ただし!ここで注意です!!

「どうせ、食欲がなくて具は食べられないから、具なしのスープや、お味噌汁でいいや」
ってしないでください!!

たとえ、具は残してしまったとしても、
具が入っていれば、それを煎じて飲んでいることと同じことです。
エキスはちゃんと出ていますから。

これは、夏だけでなく、病気で食欲がない時にも応用できます。

そして、またまた食べない薬膳!
そんなに食欲がないなら、無理して食べずに、その日は早寝を心がけてください。
胃腸の調子を立て直したいなら、
まずは体の疲れをとってくださいね。

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